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その後、コーヒーを飲み続けてフォントネルは100歳まで生きた。 (山内秀文) | その後、コーヒーを飲み続けてフォントネルは100歳まで生きた。 (山内秀文) | ||
==== 参照文献 ==== | |||
・Filipe Ferré"L'Aventure du CAFÉ" 1988 | |||
2025年7月29日 (火) 05:59時点における版
ベルナール・フォントネルBernard Fontenelle
生没年1657年〜1757年。フルネームはベルナール・ルle・ボヴィエBouyer・ドde・フォントネル。
科学(数学・物理)、歴史、劇作、哲学など幅広い分野で研究・創作活動を行い、生前はヴォルテールと並ぶフランス啓蒙主義を代表的する知識人として尊敬を集めていた。
1691年にアカデミー・フランセーズの会員に選出され、長く科学アカデミーでリーダー的存在だった。科学研究者としての後世に残る実績は少ないが、多くの著作によって「自然科学の知見に対する一般への理解を深める」啓蒙的役割を果たした。
有名な文学カフェ「カフェ・ローラン」の常連とされるが、それほど頻繁にカフェに通ったわけではない。一方、コーヒー愛好家として知られ、次のような医師とのやりとりの逸話が残っている。
「医師:コーヒーは効き目の遅い毒で、最後には必ず体に害を及ぼしますよ。
フォントネル:80歳になりましたが、いまだに死なずにいるということは、確かに毒の効き目は、ごく遅い、と言わざるをえませんな。」。
その後、コーヒーを飲み続けてフォントネルは100歳まで生きた。 (山内秀文)
参照文献
・Filipe Ferré"L'Aventure du CAFÉ" 1988