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 コフィア属(''Coffea'')は、アカネ科(Rubiaceae)に属する植物。和名ではコーヒーノキ属と呼んでいます。アカネ科は、葉が枝の同じ場所から2枚対称に付いており、複数枚あるように見える花びらは付け根でひとつになって筒状になっているなどといった特徴があります。


 アカネ科に属する植物は、他にアカネ属、クチナシ属、シロミミズ属などがあります。
'''コフィア属''' ''Coffea'':
 アカネ科Rubiaceaeの常緑樹。主に熱帯に生育。コフィア属(コーヒーノキ属、コーヒー属ともいう)の分類はなかなか確定しなかったが、近年の遺伝子解読の進展により分類が進み、コフィア属には125の種が含まれるとされる。


以前、コフィア属に近い属として、シランサス属(''Psilanthus'')が存在しましたが、現在は先にリンネにより分類されたコフィア属に併合されました。アラビカ種やカネフォラ種、ユーゲニオイデス種など125の種が存在します。
 野生種は、アフリカ、マダガスカル、オーストラリアに生育。栽培種はアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種の3種で三原種とも呼ばれ、栽培は世界中の熱帯地域に広がっている。


 コフィア属は、約1440万年前(中新世)に生まれ、その後アフリカ大陸の熱帯地域に広がり、さらにマダガスカルやオーストラリアに伝播したとされる。 (大西文明)
'''参照文献:'''


参照:
・旦部幸博著『珈琲の世界史』講談社現代新書, 2017


・『コーヒーの科学』 旦部幸博著 2016年 講談社
・百珈苑HP:https://sites.google.com/site/coffeetambe/


・Botanical Journal of the Linnean Society, Volume 167, Issue 4
・Botanical Journal of the Linnean Society, Volume 167, Issue 4

2024年6月1日 (土) 11:16時点における版

コフィア属 Coffea:  アカネ科Rubiaceaeの常緑樹。主に熱帯に生育。コフィア属(コーヒーノキ属、コーヒー属ともいう)の分類はなかなか確定しなかったが、近年の遺伝子解読の進展により分類が進み、コフィア属には125の種が含まれるとされる。

 野生種は、アフリカ、マダガスカル、オーストラリアに生育。栽培種はアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種の3種で三原種とも呼ばれ、栽培は世界中の熱帯地域に広がっている。

 コフィア属は、約1440万年前(中新世)に生まれ、その後アフリカ大陸の熱帯地域に広がり、さらにマダガスカルやオーストラリアに伝播したとされる。 (大西文明) 参照文献:

・旦部幸博著『珈琲の世界史』講談社現代新書, 2017

・百珈苑HP:https://sites.google.com/site/coffeetambe/

・Botanical Journal of the Linnean Society, Volume 167, Issue 4