「『コーヒー、茶、チョコレートに飲用に関する新たな興味をそそる論説』」の版間の差分

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(ページの作成:「『'''コーヒー、茶、チョコレートに飲用に関する新たな興味をそそる論説'''Traités nouveaux et curieux du café , du thé et du chocolate』:   <br/> 1685年にリヨンで刊行されたフィリップ・シルヴェストル・デュフールの著作。デュフールが1671年に著述した『コーヒー、茶、チョコレートの飲用に関して』の内容を拡大したもの。17世紀半ばからヨーロッパ社…」)
 
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<br/> 1685年にリヨンで刊行されたフィリップ・シルヴェストル・デュフールの著作。デュフールが1671年に著述した『コーヒー、茶、チョコレートの飲用に関して』の内容を拡大したもの。17世紀半ばからヨーロッパ社会に急速に浸透した、いわゆる三大飲料、コーヒー、茶、チョコレートについて考察、詳細に記述している。
<br/> 1685年にリヨンで刊行されたフィリップ・[[シルヴェストル・デュフール]]の著作。デュフールが1671年に著述した[[『コーヒー、茶、チョコレートの飲用に関して』]]の内容を拡大したもの。17世紀半ばからヨーロッパ社会に急速に浸透した、いわゆる三大飲料、コーヒー、茶、チョコレートについて考察、詳細に記述している。
<br/> 本文445ページ中のほぼ半分はコーヒーの記述。コーヒーに関する記述の内、半分以上は薬学・医学的な解説に充てられている。歴史、語源、焙煎・抽出・粉砕技術についてもかなり詳しく扱われていて、当時のコーヒーに関する知見は、この本でほぼ把握することができる。
<br/> 本文445ページ中のほぼ半分はコーヒーの記述。コーヒーに関する記述の内、半分以上は薬学・医学的な解説に充てられている。歴史、語源、焙煎・抽出・粉砕技術についてもかなり詳しく扱われていて、当時のコーヒーに関する知見は、この本でほぼ把握することができる。
<br/>現在に至るまでコーヒーの専門書、特に歴史に関する書籍には頻繁に引用され、コーヒー研究の最も重要な基礎文献の一つといえるだろう。  (山内秀文)
<br/>現在に至るまでコーヒーの専門書、特に歴史に関する書籍には頻繁に引用され、コーヒー研究の最も重要な基礎文献の一つといえるだろう。  (山内秀文)

2024年8月7日 (水) 03:34時点における版

コーヒー、茶、チョコレートに飲用に関する新たな興味をそそる論説Traités nouveaux et curieux du café , du thé et du chocolate』:  


 1685年にリヨンで刊行されたフィリップ・シルヴェストル・デュフールの著作。デュフールが1671年に著述した『コーヒー、茶、チョコレートの飲用に関して』の内容を拡大したもの。17世紀半ばからヨーロッパ社会に急速に浸透した、いわゆる三大飲料、コーヒー、茶、チョコレートについて考察、詳細に記述している。
 本文445ページ中のほぼ半分はコーヒーの記述。コーヒーに関する記述の内、半分以上は薬学・医学的な解説に充てられている。歴史、語源、焙煎・抽出・粉砕技術についてもかなり詳しく扱われていて、当時のコーヒーに関する知見は、この本でほぼ把握することができる。
現在に至るまでコーヒーの専門書、特に歴史に関する書籍には頻繁に引用され、コーヒー研究の最も重要な基礎文献の一つといえるだろう。 (山内秀文)

 参照文献

    • Ph.S.Dufour “Traités nouveaux et curieux du café , du thé et du chocolate” 1685,Lyon.