ロンドンでペスト大流行
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ロンドンでペスト大流行
コーヒーハウスが徐々に増え始めた1665年、ロンドンでペストが大流行し多くの市民が死亡した。当時は人口統計が未発達であったために正確な数ではないが、ロンドンの人口約50万人のうち約7万人が犠牲になったといわれている。
ペスト流行の原因は劣悪な街の環境にあった。ロンドンの人口は年々増えていったが、社会整備が追い付かず、ゴミであふれた狭い道路を生活排水が流れ、また、汚れたテムズ川の水を飲用せざるを得なかった。住宅事情も悪く、一軒の家に何十人も暮らす生活をしていた。
ペストの流行はコーヒーハウスの営業に影響があり、ロンドン市長は夜9時以降のコーヒーハウスへの出入りを禁じた。しかし、コーヒーハウスでは「コーヒーやタバコがペストの予防になる。」といううわさが流れ、また店内には、怪しげな医者が居たり、不可解な薬の広告が貼られたりしていた。
11月になり寒さの訪れとともにペストの流行は収まった。 (小村嘉人)
参照文献:
・ ダニエル・デフォー 『ペスト』 平井正穂訳 中公文庫 1973年
・ 小林章夫 『コーヒー・ハウス』 駸々堂 1984年
・ 小林章夫 『図説 ロンドン都市物語』 河出書房新社 1998年
・ Wikipedea:ロンドンの大疫病