コフィア属
コフィア属 Coffea: アカネ科Rubiaceaeの常緑樹。主に熱帯に生育。コフィア属(コーヒーノキ属、コーヒー属ともいう)の分類はなかなか確定しなかったが、近年の遺伝子解読の進展により分類が進み、コフィア属には125の種が含まれるとされる。
野生種は、アフリカ、マダガスカル、オーストラリアに生育。栽培種はアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種の3種で三原種とも呼ばれ、栽培は世界中の熱帯地域に広がっている。
コフィア属は、約1440万年前(中新世)に生まれ、その後アフリカ大陸の熱帯地域に広がり、さらにマダガスカルやオーストラリアに伝播したとされる。 (大西文明) 参照文献:
・旦部幸博著『珈琲の世界史』講談社現代新書, 2017
・百珈苑HP:https://sites.google.com/site/coffeetambe/
・Botanical Journal of the Linnean Society, Volume 167, Issue 4