<コーヒー全般a>
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15世紀前半(コーヒー文化以前)
15世紀前半は、イスラム世界でのコーヒー飲用についての記録は存在しない。
アラビカ種の原産地エチオピアで食・飲用として用いられた可能性は高いが、明確な証拠はない。用いられていたとしても極めて地域が限られ、またその地域を超えてコーヒーが流通することはほとんどなかったと考えられる。
イスラム世界で最初にコーヒー飲用が始まったアデンでは、コーヒー以前に同じく覚醒作用をもつカートkhatが広まっていた。コーヒーが伝わる直前の時期に、アデンでカートが不足し、その代替としてコーヒーが広まったとされる。
→1454年頃:*コラム:コーヒーとワイン、カート
コーヒーのアラビア半島への広がり
15世紀半ば、イスラム世界にコーヒーが伝わる。始まりはアラビア半島の南西端の港湾都市アデンで、シェイク・ジェマレディン(ザブハーニー)というイスラムのムフティ(法学者・スーフィ」)がエチオピアから伝えたといわれる。
当初は、イスラム教団の一派スーフィの修道院での夜間の勤行に用いられ、そこから次第にアデンの民衆の間に広まり、さらに周辺のモカ、メディナ、メッカなどの紅海岸地域にコーヒーの飲用が広がっていった。コーヒー文化が北上しエジプト(カイロ)でコーヒーが飲み始められたのは16世紀の初めとみられる。
→1454年頃、→15世紀末