レオンハルト・ラウヴォルフ

提供:コーヒー歴史年表
2024年12月19日 (木) 17:55時点におけるHide Yamauchi (トーク | 投稿記録)による版

レオンハルト・ラウヴォルフLeonhart Rauwolf

 生没年1535年〜1596年。ドイツの植物学者、医学者。ドイツのヴィッテンベルク大学で学んだのち、南フランスのモンペリエ大学等で植物学を研究。1573年から中東地域を旅し、トリポリ(レバノン)からアレッポ、コンスタンティノープル、アルメニアを経てバグダッドを訪れた。ラウヴォルフはシリアを経てメソポタミア地域を訪れた最初のヨーロッパ人とされている。

 帰国後、1582年にオリエントの植物の他、風俗・文化を記した『Aigentliche Bescheribung der Raiss inn die Morgenländer(オリエント実体験旅行記)』を著述、この書がヨーロッパで最初にコーヒーに関して記述した文献。

アレッポでの体験として「カウベchaubeという病気、特に胃の病によく効くインクのように黒い飲み物」としてコーヒーを紹介している。これはヨーロッパの出版物でのコーヒーに関する最初の記述でもある。

参照文献:

・wikipedia:レオンハルト・ラウヴォルフ

・John Rayジョン・レイ『Journey into the eastern countries東方諸国への旅』(John Ray『Travel through Low Countries』第2巻所収)1693年 コーヒー歴史年表に戻る