「ジェイムズ・カーター」の版間の差分
表示
リダイレクトの作成 タグ: 新規リダイレクト ビジュアルエディター |
細編集の要約なし |
||
| (2人の利用者による、間の10版が非表示) | |||
| 1行目: | 1行目: | ||
== '''ジェイムズ・カーター'''James.W.Carter == | |||
生没年不詳。1846年にボストンでプル・アウトpull-out(引き出し)式焙煎機に関する米国特許を(プル・アウト式焙煎機 参照)。そして、この焙煎機は次の20年にわたりアメリカの商業用焙煎の主力となった。 (高橋孝夫)[[ファイル:US4849-drawings-page-1 (1).jpg|代替文=プル・アウト焙煎機。特許James W. Carter、COFFEE ROASTER,USpatent4849(1846)抜粋。|サムネイル|プル・アウト焙煎機。特許James W. Carter、COFFEE ROASTER,USpatent4849(1846)抜粋。|236x236ピクセル]] | |||
=== '''プル・アウト式焙煎機'''pull-out machine === | |||
[[ファイル:Image500.jpg|代替文=19世紀半ばのプル・アウト焙煎機を並べたアメリカの大規模工場。All About Coffee 1922年より。|サムネイル|19世紀半ばのプル・アウト焙煎機を並べたアメリカの大規模工場。All About Coffee 1922年より。]] | |||
1846年、ジェイムズ・W・カーターが特許を取得した焙煎機。レンガ造りのオーブン(火床、原料は石炭)と、中にある大きな鉄板製のシリンダー(穴は開いていない)で構成。焙煎が終了するとシリンダーを火床から引き出し(プル・アウトpull-out)、シリンダーに設けた排出口から焙煎豆をトレイに落として焙煎豆が冷めるまでかき混ぜる。焙煎が終わるとシリンダーにまた生豆を補充し焙煎を行った。カーターのプル・アウト式焙煎機は、当時多くのコーヒー焙煎工場で採用された。 (高橋孝夫) | |||
==== '''参照文献''' ==== | |||
* WIlliam H Ukers "''All about Coffee"'' 1922 New York | |||
* 特許:James W. Carter , COFFEE ROASRER, US-Patent 4,849 (1846) | |||
[[コーヒー歴史年表]]に戻る | |||
[[index.php?title=カテゴリ:人物]] | |||
2025年4月6日 (日) 09:12時点における最新版
ジェイムズ・カーターJames.W.Carter
生没年不詳。1846年にボストンでプル・アウトpull-out(引き出し)式焙煎機に関する米国特許を(プル・アウト式焙煎機 参照)。そして、この焙煎機は次の20年にわたりアメリカの商業用焙煎の主力となった。 (高橋孝夫)

プル・アウト式焙煎機pull-out machine

1846年、ジェイムズ・W・カーターが特許を取得した焙煎機。レンガ造りのオーブン(火床、原料は石炭)と、中にある大きな鉄板製のシリンダー(穴は開いていない)で構成。焙煎が終了するとシリンダーを火床から引き出し(プル・アウトpull-out)、シリンダーに設けた排出口から焙煎豆をトレイに落として焙煎豆が冷めるまでかき混ぜる。焙煎が終わるとシリンダーにまた生豆を補充し焙煎を行った。カーターのプル・アウト式焙煎機は、当時多くのコーヒー焙煎工場で採用された。 (高橋孝夫)
参照文献
- WIlliam H Ukers "All about Coffee" 1922 New York
- 特許:James W. Carter , COFFEE ROASRER, US-Patent 4,849 (1846)