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ジェイムズ・ファーJames Farr

1657年または1656年に、ロンドンで２番目のコーヒーハウス「レインボウ」を開業した。床屋・外科医。ファーおよび「レインボウ」に関する二つの史実がある。

一つは、1656年の裁判記録に「コーヒー豆の焙煎の匂いが不快であり、焙煎のための煙突が燃えてしまい近隣住民に危険をもたらした」という理由で訴えられた記述。判決の詳細は不明だが、この後も「レインボウ」は営業を続けている。

二つ目は1666年のロンドン大火で「レインボウ」が焼け残った直後に、ファーが代用貨幣を発行していることである。この代用貨幣には燃え盛る炎の中にアーチ型の虹が描かれている。

ファーは1681年に死去したが、「レインボウ」は19世紀中ほどまで営業を続けた。（小村嘉人）

参照文献

・William H. Ukers “ALL ABOUT COFFEE Second Edition”　1935年

・クラウス・ティーレ＝ドールマン　『ヨーロッパのカフェ文化』平田達治・友田和秀訳　大修館書店，2000年

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-'''ジェイムズ・ファー'''James Farr
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-年または1656年に、ロンドンで２番目のコーヒーハウス「レインボウ」を開業した。床屋・外科医。ファーおよび「レインボウ」には二つの史実がある。
+年または1656年に、ロンドンで２番目のコーヒーハウス「[[レインボウ]]」を開業した。床屋・外科医。ファーおよび「レインボウ」に関する二つの史実がある。
 一つは、1656年の裁判記録に「コーヒー豆の焙煎の匂いが不快であり、焙煎のための煙突が燃えてしまい近隣住民に危険をもたらした」という理由で訴えられた記述。判決の詳細は不明だが、この後も「レインボウ」は営業を続けている。
-　二つ目は1666年のロンドン大火で「レインボウ」が焼け残った直後に、ファーが代用貨幣を発行していることである。この代用貨幣には燃え盛る炎の中にアーチ型の虹が描かれている。
+二つ目は1666年のロンドン大火で「レインボウ」が焼け残った直後に、ファーが代用貨幣を発行していることである。この代用貨幣には燃え盛る炎の中にアーチ型の虹が描かれている。
-ファーは1681年に死去したが、「レインボウ」は19世紀中ほどまで営業を続けた。
+ファーは1681年に死去したが、「レインボウ」は19世紀中ほどまで営業を続けた。  （小村嘉人）
-（小村嘉人）
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-'''参照文献'''
 ・William H. Ukers  “''ALL ABOUT COFFEE  Second Edition''”　1935年
 ・クラウス・ティーレ＝ドールマン　『ヨーロッパのカフェ文化』平田達治・友田和秀訳　大修館書店，2000年
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