リベリカ種
リベリカ種(Coffea liberica)は、アカネ科(Rubiaceae)コフィア属(Coffea)に属する植物。
この種は西アフリカのリベリアで発見され、1876年にHiernによって命名されました。
リベリカ種は西アフリカ、フィリピン、マレーシアなどで栽培されています。その特徴は樹高が高く、葉が大きいことです。しかし、この種のコーヒーは香味が劣るとされています。
コーヒー関連の文献では、アラビカ種やカネフォラ種と並んで、コーヒーの三大原種の一つとして記載されることがありますが、生産量は非常に少ないです。リベリカ種は根が強いため、ハワイなどでアラビカ種の接ぎ木に使用されています。
参照:
・『コーヒーの科学』 旦部幸博著 2016年 講談社