シャー・アッバス
アッバース一世Abass Ⅰ:
在位1588年〜1629年。サファーヴィ朝第5代のシャー(王)。オスマン・トルコなどとの対外戦争に勝利し、領地を回復・拡大する一方、首都をイスファーファンに移し、商業・交易を奨励して経済的にも目覚ましい繁栄をもたらし、その治世はサファヴィー朝の最盛期となった。
アッバース一世は、オスマン・トルコと対抗するためもあって、イギリスやオランダ、フランスなど西欧諸国も友好関係を築き、使節を受け入れた。このため、ロバート・シャーリー、ピエトロ・デッラ・ヴァッレなどがペルシャのアッバース一世のもとを訪れ、その見聞を旅行記に残している。それらの旅行記には当時のイスファフーァンでのコーヒー飲用とカフェの有様が記されている。
参照文献:
- Wikipedia:アッバース一世
- ウィリアム・H・ユーカーズ著『ALL ABOUT COFFEEコーヒーのすべて』ウィリアム・H・ユーカーズ著 山内秀文抄訳 角川ソフィア文庫
- AramcoWorld:ピエトロ・デッラ・ヴァッレ 好奇心あふれる巡礼者 キャロライン・ストーンCaroline Stone