ジェイブズ・バーンズ
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ジェイブズ・バーンズJabez Burns
生没年1826-1888年。コーヒー関連機器の発明家、コーヒー機器メーカーの経営者としてアメリカのコーヒー産業の発展に偉大な足跡を残した。

1864年に現在の焙煎機の原型となる熱源からシリンダーを移動することなく、焙煎豆を自動的に排出する機能を有する焙煎機を開発。焙煎豆品質の安定性や生産効率を大幅にアップさせた。 また1867年にはファンによる強制吸引式の焙煎豆冷却器(クーラー)や新たなフラット・カッター式の工業用のグラインダーを開発した。
1864年「ジェイブズ・バーンズ・アンド・サンJabez Burns & Sons」社を設立し、「アメリカ合衆国で最も偉大な独自のコーヒー機械工房」と呼ばれた。彼の死後も特徴あるガス焙煎機や熱風式焙煎機の開発や製造を継続し現在に至る。
更にコーヒー・スパイス関連の業界誌『スパイス・ミルSpice Mill』を発行し、業界への機器・商取引関係の情報提供にも取り組んだ。同誌の編集スタッフは『All About Coffee』を編纂したウィリアム・ユーカーズである。このようにコーヒー焙煎の産業化に偉大な足跡を残した。
→*コラム:ジェイブズ・バーンズの功績を参照。 (高橋孝夫)
参照文献
- Jabez Burns – Biography, History and Inventions https://history-computer.com/jabez-burns-biography-history-and-inventions/
- William H. Ukers, ”All About Coffee” 1922 New York
- Burns社のホームページ https://www.burnsroasters.com/history/
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