ジャマイカ
1730年、イギリスが植民地のジャマイカにコーヒーの木を持ち込み、18世紀後半には、ブルーマウンテンの元になるコーヒーの栽培が開始されました。19世紀後半になると、高品質コーヒーのブルーマウンテンとして、ロンドンにおいて、モカに次ぐ高値で取引されています。
現在、ブルーマウンテンコーヒーは、ジャマイカのコーヒー産業法により、ジャマイカ島の東部を東西に走るブルーマウンテン山脈のなかの、コーヒー産業法で定められた地域で栽培されるコーヒーで、認証された精製工場で精製処理されたコーヒーのことと定義されています。
ブルーマウンテンコーヒー地域:
SkiboからスタートしてSwift River ~ Chelsea~ Durham ~ Belleview ~ Cedar Grove~Font Hill ~ Ramble ~ Good Hope ~ Dallas ~ Industry Village ~ Maryland ~Golden Spring ~ Brandon Hill ~ Tranquility を通過して Skiboに戻る線で囲まれる地域
認証された精製工場:
コーヒー産業公社(現JACRA)が担当大臣の承認を得て認証し、官報で公表された精製工場
参照:
- 『ALL ABOUT COFFEE』 ウィリアム・H・ユーカーズ著 山内秀文 訳・解説 2017年 角川ソフィア文庫
- 『珈琲の世界史』 旦部幸博著 2017年 講談社
- ジャマイカコーヒー輸入協議会ホームページ