ピエール・ド・ラ・ローク
ピエール・ド・ラ・ロークPierre de la Roque
生没年不詳。フランス、マルセイユの旅行家、商人。ジャン・ド・ラ・ロークの父。トルコへのフランス使節ド・ラ・エde la Hayeに随行してコンスタンティーノープルからレヴァントを旅し、1644年にマルセイユに戻った。
息子のジャンによれば、「その帰途、コーヒーとトルコで使われたコーヒー用具一式を持ち帰った。・・・これはマルセイユでの最初のコーヒー飲用だったが、少数の友人たちの間に留まり、一般までは広まらなかった」という。
これがフランスでコーヒーを飲んだ最初の記録とされている。
参照文献:
- Henri Werter ”Histoire du Café” 1867年刊 2ePartie,Chapitre2 p.181~183
- 岩切正介「ブルボン王朝下のカフェ−ルイ14世の時代」1991、横浜国立大学情報リポジトリ