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 アカネ科Rubiaceaeの常緑樹。主に熱帯に生育。コフィア属(コーヒーノキ属、コーヒー属ともいう)の分類はなかなか確定しなかったが、近年の遺伝子解読の進展により分類が進み、コフィア属には130の種が含まれるとされる。
 アカネ科Rubiaceaeの常緑樹。主に熱帯に生育。コフィア属(コーヒーノキ属、コーヒー属ともいう)の分類はなかなか確定しなかったが、近年の遺伝子解読の進展により分類が進み、コフィア属には130の種が含まれるとされる。


 野生種は、アフリカ、マダガスカル、オーストラリアに生育。栽培種はアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種の3種で三原種とも呼ばれ、栽培は世界中の熱帯地域に広がっている。
 野生種は、アフリカ、マダガスカル、オーストラリアに生育。栽培種は[[アラビカ種]]、[[カネフォラ種]]、[[リベリカ種]]の3種で三原種とも呼ばれ、栽培は世界中の熱帯地域に広がっている。


 コフィア属は、約1440万年前(中新世)に生まれ、その後アフリカ大陸の熱帯地域に広がり、さらにマダガスカルやオーストラリアに伝播したとされる。 (大西文明)
 コフィア属は、約1440万年前(中新世)に生まれ、その後アフリカ大陸の熱帯地域に広がり、さらにマダガスカルやオーストラリアに伝播したとされる。 (大西文明)

2024年8月8日 (木) 22:23時点における版

コフィア属 Coffea

 アカネ科Rubiaceaeの常緑樹。主に熱帯に生育。コフィア属(コーヒーノキ属、コーヒー属ともいう)の分類はなかなか確定しなかったが、近年の遺伝子解読の進展により分類が進み、コフィア属には130の種が含まれるとされる。

 野生種は、アフリカ、マダガスカル、オーストラリアに生育。栽培種はアラビカ種カネフォラ種リベリカ種の3種で三原種とも呼ばれ、栽培は世界中の熱帯地域に広がっている。

 コフィア属は、約1440万年前(中新世)に生まれ、その後アフリカ大陸の熱帯地域に広がり、さらにマダガスカルやオーストラリアに伝播したとされる。 (大西文明)

参照文献:

・旦部幸博著『珈琲の世界史』講談社現代新書, 2017

・百珈苑HP:https://sites.google.com/site/coffeetambe/

・Botanical Journal of the Linnean Society, Volume 167, Issue 4