アル・ラーズィー(ラーゼス)
アル・ラーズィーal Razi (ラーゼスRazes)
生年865/6年〜没年925年または935年。ラテン語名ラーゼスRazes。ペルシャの医学者、天文学者、哲学者、錬金術師、詩人。
多様な分野で優れた業績を残したが、とくに医学分野を体系化し、古代ギリシャのアレノス以来の治療法を集大成した。主書『包含の書(アル・ハーヴィ)』はラテン語に翻訳され、中世ヨーロッパ医学に大きな影響を与えた。
コーヒー(ブンクムbunchum)を薬として用いたとして、アヴィセンナとともに多くのコーヒー書で取り上げられている。 (山内秀文)
*参照→コラム:コーヒーを薬として使用か?
参考文献:
・Wikipedia: Abu Bakr al-Razi(英語版)